秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

小籠包がない南翔

地下鉄11号線で南翔へ 駅前で現地の人に道を尋ねる スマホでぴっぴっ

検索してくれた。市バスで四番目の停留所で降り ひたすら歩いて
・・ここから上海人民広場まで22.5キロ・・

何処までもつづく滬宜公路改建工事 周辺すべて大型住宅地建設現場

馬陸鎮まで4.5キロ、蘇州太倉市まで33.5キロ・・

千年古鎮・南翔 元と成る 古き伝説があった場所へ

鶴槎山 塀向こう小高い山(丘) ※木が生えた盛土にも見える
槎渓といわれ鶴が舞い降りたと謂れがある。数々の戦場になった地 

宋の軍人・韓世忠 西暦1130年・宋建炎四年 黄天蕩の戦い
蘇州南下途中での金軍との攻防で この山に陣軍をとった

鶴槎山の高さは当時30メートルあった 小高い山は卍の用水路に囲まれ
狼煙をあげ筏で航路を進む 金軍はこの水辺 横瀝河付近で大敗している

太平天国の乱 清代1853年 上海小刀会 蜂起の前夜 鶴槎山にて 
農民武装蜂起決起集会が行われ、この場所で戦い英仏連合軍を阻止した

元宵節 勇敢な兵士たちに哀悼を込め龍の形をした灯篭流しが
毎年行われていた。水辺に日中戦争時の国民党軍のトーチカが佇む

鶴槎山頂上・国民党陣地 1937年10月 日本軍の南翔攻城戦
西住小次郎率いる無敵タンクと言われた戦車部隊が進攻の際 交戦した
 
国共内戦 1949年 この時も国民党軍と共産党軍・現人民解放軍の戦闘が
行われ、雨あられと降り注ぐ砲弾の中、抗戦した解放軍の勢いは勝っていた 

三百年銀杏の木 2002年に一級保護・古樹名木認定 
戦火の中で生き延びた 青々と茂る葉 神々しい大木の生命力を感じる
 
香雪庵 創建清代 鶴槎山の歴史を語る場として 後世に次ぐ

南翔といえば小籠包でしょう!
本場・小籠包 食べたら幸せ顔に魔法の食べ物

※南翔饅頭の本場・南翔へバスで行く 師匠から拝借の一枚

南翔に来て小籠包を食べてないですって!うそ、信じられない!
   ・・今度は 南翔で小籠包を食べすぎよう ね!・・