秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

フランス・抗日戦線! 驚愕!寧波幇

第一次アヘン戦争阿片戦争 1840年〜1842年アヘン禁輸を発端とする
清と英国の戦い 後の1860年のアロー戦争 1884年清仏戦争の最前線へ 

安遠炮台 1884年までは塔台だったが対仏戦争時に要塞として増工

寧波市鎮海区 アヘン密輸を厳しく取り締まった林則徐はこの地に
強固な軍事基地を築き 清の大臣裕謙が英軍と死闘を繰り広げた
  ※教育档客の鴉片戦争図より編集 黄印は上海 

海のシルクロード・明州 唐代に開かれた海外貿易中心地・寧波港
かつて遣唐使 遣隋使が目指した港は要塞となり 幾度と戦いの舞台に

鎮海口海防歴史記念館 鎮海区沿江東路198号 月休 無料
海防の戦いの歴史 倭 英仏 抗日の記録資料を展示

城壁の砦 英仏に挑んだ地域 至る所に大砲台が 軍民の士気は高く

清仏戦争時 寧波の戦い 近代中国の反侵略戦争で唯一勝利した地
清軍は善戦したが 圧倒的軍事力のフランスが領土領有を達成した。

清は度重なる列強との戦争に敗北し植民地が進み弱体 日清戦争でも敗れ
1911年に辛亥革命が起き 清が打倒され中華民国が生まれた。

日中戦争が始まり 寧波はまたも戦闘に巻き込まれ抗日一色に

抗日トーチカ群 住民は 以前、強豪フランス軍に勝ったんだ!と奮立ち 
国民党軍と共にトーチカに陣を構え 激しい抵抗を続けた

日本軍を苦しめたトーチカが 時代を越え佇んでいました。

威遠城 1560年 明代に招宝山南の麓を囲む形で建築 倭寇防衛の砦

月城 1883年 清代に押し寄せる列強に抗戦するために作られた城壁
軍事本部が置かれ 抗英、抗仏 抗日時に要塞となる

浙東作戦 1941年 日本軍の浙江省東シナ海沿岸地域占領作戦
寧波上陸のち招宝山占領 登城する日本軍 朝日新聞社支那事変画報 

天下第一城塘 明代に建てられた県城の城壁に 城塘と楼閣増設

招寶山大橋 甬江河口に架かる 対岸の金鶏山にも砲台 トーチカがあり
鎮海の海岸線は 今も海防の要 最前線なのです。

招宝山風景区 一帯は海防遺跡・招宝山公園になっています 入場60元

※この日は雨で来客者は殆どいませんでした。小雨から本降りに
管理の人が心配して広大な山道を歩き 私を探してくれたんです。
大丈夫って・・ありがとう!びしょびしょになったけど楽しかった

・・恐るべし寧波幇・・・
長い交易の歴史 世界に商売を拡げる寧波幇華僑 鎮海は彼らの誕生地。
遺跡の保護開発募金を呼びかけるとあっという間に一億元が集まった。

驚愕のお金持ちだな〜私もご利益ありますように!貴方にも!
上海から楽々新幹線、駅からバスで日帰り観光してきました。