秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

お久しぶり呉昌碩さん 

上海の秘境 閘北・山西路 租界の外側に面し日本人にはザホクと呼ばれた地。右手の建物は旧・山西大戯院・山西電影院 1930年に開幕式のテープカットをしたのは青帮のドン・杜月笙である。f:id:ekobiiki888:20210618234418j:plain対面の吉慶里小区 老上海の面影がのこる弄堂 中国近代でもっとも優れた芸術家が住んでいました。

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偶然・・そのひとに出会ったのは兵庫県立美術館 頴川德助コレクション 梅舒適コレクション 兵庫県に受贈したお披露目する記念展でした。f:id:ekobiiki888:20210619121007j:plain

好久不見!呉昌碩さん  そのコレクションの中でも清末・民国の著名な文人 詩・書・画・篆刻に精通した呉昌碩の作品を中心に展示していました。f:id:ekobiiki888:20210619115137j:plain

動乱時代 呉昌碩は波乱万丈の人生を歩み、溢れる才能は晩年も衰えなかった。f:id:ekobiiki888:20210619144644j:plain

世紀の傑作を生み出した芸術家の終の棲家 それが上海・・・租界時代に大量に建てられた伝統的な石庫門の里弄 その一角でした。f:id:ekobiiki888:20210615204034j:plain

呉昌碩 故居 民国2~16年(1913年 大正2年~1927年 昭和2年)晩年ここで描画、制作活動に勤しみました。山西路457弄12号 ※おじさんは吉慶里の住民ですf:id:ekobiiki888:20210619020706j:plain中に入ると、また入り口 庶民の生活があり、これといってなにかを保存しているわけではありませんでしたf:id:ekobiiki888:20210619031543j:plain

奥にいくと吹き抜けがあり中庭を囲む構造になっています。彼は二階の2楼房を使い書斎兼住居で暮らしていました。

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名を轟かせた世紀の天才 日本では呉昌碩画譜 呉昌碩先生画帖 呉昌碩書画譜の刊行、民国11年には大阪高島屋で呉昌碩書画展開催し大反響 特に篆刻の評価が高く日下部鳴鶴犬養毅なども自用印を注文しているf:id:ekobiiki888:20210619161106j:plain印一つで歴史を刻む、世界を動かした偉大なる作品・・でもそんなことよりf:id:ekobiiki888:20210619171529j:plain

あれから五年が過ぎ 久しぶりに呉昌碩さんに会えて嬉しかった。

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 そして・・現代の偉大なる芸術家 コシノヒロコ展 明日まで お見逃しなく!f:id:ekobiiki888:20210619175826j:plain現代をアクティブに生きるデザイナー 宇宙をイメージして浮かんでいたf:id:ekobiiki888:20210619175401j:plain

 御年84歳 時空を超えている さすがかっこいい!