秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

 花甲録 魯迅と内山完造

四川北路を北につきあたると 魯迅公園(虹口公園)見えてきます。
租界時代は新公園と呼ばれ日本人に親しまれていました。

いまも変わりなく市民の憩いの場 芸達者な人が集まり披露して

みんなを楽しませています。アコーデオンのおじさんは 
私が日本人だとわかると、北国の春を弾いてくださいました。

仲のよいご夫婦とお友達になりました。足が不自由な奥様をバイクに
乗せて公園に毎週来るそうです。また会いましょうって言われました。

見知らぬ私にも 笑顔で接してくれる 魯迅の言葉を思い出しました。

公園の一角に 魯迅の墓、魯迅記念館があります。

1927年10月3日 魯迅と妻の許広平が上海へ来て今年で90年が経つのを
記念して 特別展示が開催されていました。

魯迅は3日後の10月5日に内山書店を訪ね 運命的な出会いをします。

1917年12月 内山書店 開店から今年で100年が経ちます。
四川北路魏盛里にキリスト関係の書物のみを扱う店を開き、妻美紀子
がひとりで店を管理していたが 次第に営業を拡大していきました。

1929年に施高塔路に移転し日中の文化人の交流の場となりました。
今も内山書店旧址として現存する(展示館は閉鎖中)四川北路2048号

混沌とした時代 文化を語り合い友情を築いた この写真の翌年
1937年8月13日 第二次上海事変が勃発した。今年で80年目です。

あの時 魯迅と内山完造が生きた 租界の街並みが残る 

上海に着いて魯迅が一番最初に住んだ 横浜路の景雲里 
石門庫里弄住宅 後世に残すため改装工事が行われています。

内山書店開店100年目の節目の年 内山完造の自伝
花甲録を読んでいます。誕生から還暦の1945年までの記録 
魯迅と生きた足跡を散策しようと思っています。 

おばあちゃん ただいま!
租界 日本の寺跡に住むおじいちゃん おばあちゃん 

よく来たね〜 いつも私を待っていてくれる

そして いつも たくさん たくさん

お菓子をくれるんですよ!