最古の原人巡り 先ずは本場の過橋米線

コロナパンデミック　人類が進化してゆくための試練なのか。幾度となく困難に遭遇したであろう先人たちに学ぶ　原点に戻ってアジア最古の原人の足跡を追ってみます。今回は東洋人類の故郷・雲南省元謀巡りを再び。先ずは本場・雲南省名物　米線（コメの麺）を食べなくちゃ！過橋米線　　雲南省の超名物な麺　大きなどんぶりに煮えたぎったスープと熱々茹でたて麺が運ばれてくる。具はもやしとねぎ　ハムなど　

昆明の大衆店は、無料で釜茹の麺を何杯もおかわりできます。スープも足してくれます。※都市部のチェーン店は麺と具を分けて陶磁器の椀でスープが出てきます。少しイメージが違いますね。昆明から高速で紺碧の空が眩しい　高山地帯を走りぬける約190公里　二時間半で元謀の高速出口に着きました。雲南省楚雄イ族自治州　元謀のまち。改装工事が行われたばかりだそうです。元謀県はイ族など少数民族が42%を占めています。多くの人が民族文化を守り、古来からの友・馬を大切に生活していました。高貴でやさしいお顔　従順で丈夫なお馬さん。雲南省は古きはお茶を運んだ茶馬古道がひかれていた。近年までその道を活かし各方面に交易が行われていました。元謀のまちから　奥地へ　地面が紅土に変わっていく　空気のにおいも乾いた感じになってきました。更に奥へ行く地割れの道がゆくてを阻む・雲南省は断層が多く数々の大きな地震に見舞われています。深い亀裂が走る、ここから車を降り歩くしかない。日焼けした可愛い少女に出会った。イ族の両親は出稼ぎにでて、おばあちゃんと住んでいる。代々この大地で暮らしてきたそう。元謀（げんぼう）原人　1965年　元謀県上那蚌村の農地でアジア最古の原人の二本の門歯が発掘されました。元謀直立人　170年前のHomo sapiens〈ホモ・サピエンス〉Yuanmou Man　歯の裏側に独特のへこみがあり黄色人種の特徴がすでに表れていた。

元謀人遺跡　北京原人、一番古いとされていた藍田原人より　時代を遡ることになる。中国で現存する最古の遺跡である。ただ見解が分かれ、もっと新しいものではないかと意義を唱える学者もいます。
原人の歯が発見された近くの地層で共伴していたと思われる動物化石が出土しました。古磁気で測定した結果、古代に絶滅した種であった。これにより元謀原人が中国最古の原人だったのは間違いはありません。　石を打ち欠いてつくった打製石器（だせいせっき)、砕いたときにでた剥片が発見されました。火の使用の痕跡が発見され、灰化した土壌に哺乳類等も混じっていました。ということは狩りをして調理していた。現代人が思うよりもずっと文明が発達していたのかもしれませんね。彼らは子孫を残さず　忽然と絶滅しています。理由はわかりません。気候　地殻変動　疫病　種の生き残りの戦い等々出土した木胞子や花粉粒子の化石から　一帯は山地から平地に流れ込む川が流れ堆積して生じた平面的な沖積扇状地だったと考えられる謎解く鍵は地層に　まだ知られざる人類発祥の記憶が埋まっているのではないだろうか。・・原人が暮らしていた地　実りの時期を迎えました・・

少数民族の女の子が見送ってくれました。
想いは古代へ　行き方　私は昆明から車で来たのですが　元謀市内発の原人行きのバスがあります。要確認　

原人・旧石器巡り　元謀人の次に古いとされている陝西省・藍田へ　寧夏　広西チワン自治区　山西省　続きます。