秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

旧日紡社宅とカンフーハッスル

かつて日系紡織工場(在華紡)の集中していた楊樹浦地区
地下鉄12号線で隆昌路へ 旧道路名は格欄路 Glen Raod

このみちは 当時の日本人社員が住んでいた社宅が数々残っています。
地元で一際有名なのは通称 白林寺と呼ばれる小区で
大日本紡績 大康紗廠(現ユニチカ)の社宅址です。

隆昌路をはさみ隆昌路541弄は西白林寺 隆昌路542弄は東白林寺と
呼ばれています。白林寺は名古屋の寺で社宅内に境内があったそう

訪ねたのは西白林寺 入り口から想像ができないぐらい広大な敷地
当時 プール 弓道場 テニスコートなどが完備されていました。

友人はワンコと共に 今 ここに住んでいます。

うちのなかを みせてもらいました。

二階のバルコニーから 高層マンションが迫っています

この社宅には 各家に特徴的なお風呂が備え付けられていました。

炭を入れ下から温める 五右衛門風呂形式だったようです。
戦後何十年も使われたそうですが もう使われていません 

十数年前に 簡易的なシャワーを設置したそうです

敷地内には社員の職階に応じて様々な形式の住宅がありました

日本の紡績産業は大挙して上海に進出し1925年には英国を上回り
圧倒的な地位を確立していた・・社宅にもその繁栄がうかがえますね。

一方、東白林寺はこじんまりした長屋で独身や平社員の宿舎でした。
そこに住むおじさんは 母さんとふたりで住んでいるそうです。

一帯の住宅の設計施工は おもに上海恒産株式会社が請け負い、
タイプの異なる数種類の社宅を建設しました。 隆昌路222号

おいおい、日本人謂れの建築物ならまだあるよ

蔦の絡まる1931年設立の日本商業学校の校舎が現存していました。
現・上海電力学院 おじさん、教えてくれてありがとう!謝謝!

映画カンフーハッスルにでてくる猪籠城寨に似ていると話題になった 

かの有名な隆昌公寓  どうなんでしょう? さぁどうだろう〜。

今も250世帯の生活をまもるお城に変わりはないですね!

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