秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

引き揚げ船を待つ間 海倫路 

海倫路駅 地下鉄4,10号線 周辺は開発が進む

街がすっぽりと消えた端で 時代が残る天水路(当時は天同路)

虹口新救主堂があった場所 戦火で喪失した後に建つ日本家屋が現存 

周辺に中日教会もあり 当時は基督通りとも言われたそうです。

昔と変わらぬ下町風景 可愛い子供たち 

これから塾に行くので腹ごしらえ〜わぁ現代っ子だな

四平路を渡り・・この道は楊浦区・五角場へ繋がっている

浙興里 1927年築 〜ここで高齢の日本人男性と出会った

おじいさんは共同租界で生まれ育った。終戦により引揚げ事業で
返還される前にいた場所を 探しに来たそうです。

当時上海に7万人以上の在留邦人がいて 戦争が終結
何箇所かに集められ 返還される引き揚げ船の順番を待った

この小区にもたくさんの日本人が 溢れていたのでしょう

そして順次 故郷に戻っていった ・・混沌とした時代だったと・・

その一角に 彼の思い出の支那マーケット(浙興菜場・1930年築)
当時 ホカホカの饅頭が一番ご馳走だった。現在は集合住宅に

彼は通訳の人達と一緒で すぐに立去り〜もっと話し聞きたかったな

海倫路(当時は欧嘉路) 租界跡のうしろに 大上海がみえる

おじいさん 上海のことを もっと知りたいな・・
上海で健康に歩くために 足を鍛えるんじゃ〜はい!

今日の上海 曇 9℃〜2℃ 
故郷に戻れないひとたち・・ 真冬も外で洗濯 調理 

稼ぎが少ないから戻れない・・ せめて春節のご馳走を

朽ち果てそうな住宅に 地方からでてきた打工夫妻が住んでいた。

そんな彼らが いまの上海を支えている・・