秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

シタマチリアル・ベトナム寺院

シタマチコウベ 住む人 働く人 訪れる人にまつわる物語みつぼしべるとまえ・三ツ星ベルトは神戸市長田区に本社を置く工業用ベルトの製造、販売を行うメーカー。地下鉄海岸線・苅藻駅(かるも)の浜添通に本社があります。臨海地帯、古きから大小の各種ゴムや化学、部品工場、鉄工場が並び、そこで働く人たち、また新港東埠頭、運河があり湾岸関係者が住んでいる町です下町・苅藻は昭和の薫りがする住宅・商店が混在していました。
街角掲示板 無料の映画が観られますよ!イノシシ、アライグマにお困りですか、神戸マラソンのため交通規制があります、張り出すことでみんなに伝えらますね。私がここに来た理由は 突き当りに見えるお寺に行きたかったから、この寺は和楽寺というベトナム寺院です。来月行く予定のハノイのことをネットで調べていた時、偶然この寺のことを知りました。見えているが行くにはぐるり回らなくてはいけない。リアルなシタマチを見ながら歩く、生活感のある小路ですが人影は見当たりませんでした。空き地や空き家も目立ちます。雨水利用は地球を救う ローカルSDGs 持続可能な地域づくりに力を入れています。運河大神宮 鳥居は鉄製で囲まれていました。運河、湾岸で働く人の安全を祈願するために造られたのでしょうか。低層の家並み路地が連なり、迷路のような細道を曲がりながら・・やっと奥に赤い提灯が見えてきました。和楽寺 Chùa Hoà Lạc。2012年に在留ベトナム人の心の拠り所として建立された。その費用はベトナム人コミニュティーや信者によるもの、空き家になっていた家を半年かけて改築しました。深みのある色合いの美しい門構えの寺院です。住職はご不在でしたが、留守番をしていた方のご厚意で中にいれてもらえました。一階は集合室、コミニュティーの場となっています。悩みを打ち明けたり、共に食事をしたり毎日たくさんの信者が訪れる。月に一度の読教会では精進料理がふるまわれます。食器の数をみてもどれだけたくさんの信者が集まることがわかりますね。仏教信者にとって寺は帰る場所、故郷の雰囲気を味わえる第二の家でもあります。二階には厳かで立派な本堂があります。輝き後光が差す釈迦如来座像向かって右に文殊菩薩右には慈悲深い観音菩薩彼は初めてあった私を導いてくれた心優しい仏教徒です。この寺院の経緯、仏教の教え、住職のお人柄、ベトナムの故郷のことなど色々教えてくれました。私に在留ベトナム人の初めの友達ができました!この寺の本堂の一角には、事故や事件でなくなったベトナム留学生や技能実習生などの遺影が手厚く祀られていました(個人情報保護のためモザイク加工しています)日本で勉強したり働くためやってきた、その日本で命を落とした人たち。その尊き命の葬儀を行い、遺骨や遺灰を母国へ送り届ける そんな役目を住職のティック・ドゥック・チー僧侶は無報酬でサポートしてきたそうです。彼らはいっぱい夢を抱いて日本に来てくれたはず、ひとりひとりのお顔を見ていると切なくて悲しい気持ちでいっぱいになりました。そして、この寺のもう一つの役割は日本に住むベトナム人のサポート、また駆け込み寺の役割もはたしています。あなた達に出会えて本当によかった。和楽寺とベトナムに愛情がいっぱい湧きました。いつか住職ともお会いしたくなりました。シタマチコウベのベトナム寺院・和楽寺は日本とベトナムの交流の場として開かれています。『合掌』は相手を敬う心 巡り合ったのは神様のお導き、これからもっとベトナムのことを深く知りたくなりました。