秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

80年前の激戦地へ

・・・最前線 トーチカが見えた・・
第二次上海事変 1937年勃発から 80年目の激戦地へ

戦記本と資料を照らし合わせて 戦跡を独自で廻っています。
上海郊外に無数に残る戦場跡 前回に続き 松江近郊へ

斜塘滬杭鉄路戊申年引橋遺跡 滬杭鉄路とは上海市から杭州を結ぶ鉄道 
1906年着工し1909年に開通 当時ここに橋が架かっていました。
 
対岸に橋桁がみえる 斜塘橋は重要な交通の要所でした。
線路に沿って日本軍が進軍 要所で待ち構える国民軍と戦った

トーチカ陣地は鉄道局の管轄 保全修工区敷地内にあります。 

敷地内に 許可を得て入れてもらえました。

トーチカに隣接した兵舎 壁には機銃口 射撃口が
みてとれます。大規模な部隊が駐留していたのがわかります。

全体像 トーチカと兵舎 監視塔のようなトーチカが繋がっています。

建物内部に入りました

倉庫 物置き場になっていました。

不用品や 線路保全の修理に使われた道具が所狭しと 

背の高い方のトーチカの方は三層構造・三階建てです。はしごを登り

窓から鉄橋が見えた 戦争中も今も 鉄路を監視 守っていました。

トーチカ天井が補修されていました。この一帯は激しい空爆
晒されました。当時はなかったであろう照明がついています。
この上は はしごがなく登れませんでした。

文物保存に指定されている斜塘橋桁も敷地内にあります 
保存というより 今もプレハブ小屋の土台として使用されていました。

黄浦江の支流 物資を運ぶ航路としても どうしても
確保しなくてはならない 重要な陣地だった 

80年前 ここは確かに戦場だった・・不会忘記 
 
従業員の方々 親切にしていただいて 感謝です。
 
   ・・いつまでも平和と友好が続きますように・・・


わが虹口へ戻りました。 臨平路から見るツインタワー 完成真近です

虹口開発計画の 瑞虹新天地が誕生しました。 

租界時代の建物は少なくなり 残りも解体を待つばかり

公平路 古い家屋は一掃 東方明珠電視塔がくっきり見えます。

まちの移り変わりを見ながら いまも変わらない下海廟へ 

これが私の 虹口 お決まり散歩コースなんですよ・・