アメリカに勝ってくれて　ありがとう・・。

世界でもっとも過酷な戦争を体験した・・戦利品を運ぶ女性戦士1972年12月に米軍によって行われたクリスマス攻撃　クリスマスプレゼントとして大量の爆弾投下作戦、軍事施設だけを攻撃するとしたが、実際にはハノイ都市部に12日間に渡り爆撃を加え多くの民間人を犠牲にした。かつてない残酷極まりない作戦である。その年12月27日に落下したＢ52爆撃機の一部分がここにある残骸です。ベトナム軍事歴史博物館　28A Dien Bien Phu　ベトナム戦争、外国による侵略、貴重な写真や実物品が展示がされています。肌で戦争の悲惨さを感じました。ハノイの国旗掲揚台・フラッグタワー　博物館敷地内にあります。展望の良い見晴台に登れば世界遺産のタンロン城跡を一望することができます。戦時下、困難な状況でも明るく振る舞う女性の活躍が際立ちました。ラインバッカーⅡ作戦、一千機以上の軍用機で八万トン以上の爆弾投下、ハノイやその周辺は焼け野原なり、ベトナム国家崩壊の一歩手前に追い込まれました。・・がその後のベトナム軍が歴史に残る反撃『上空ハノイ・ディエンビエンフー作戦』を成功裏に収めました。それでも空、海　そして陸でも無差別な殺戮は続いていました。密林に潜む解放軍兵士を攻撃するため、そして穀物を枯らして餓死させるために穀倉地帯や湿地帯に10万トン以上の枯葉剤ダイオキシンが散布され、後世に深い傷跡を残しました。指導者ホー・チ・ミン　人民とともに歩み、前線にも立ち戦い続けました　多くの犠牲を払いながらも力を合わせ強きを挫き奇跡の勝利を掴む・・勇敢な兵士　そしてその産みの母　あなたたちこそアジアの英雄です。ホー・チ・ミン博物館　その功績を称え、世界中から観光客が訪れています。B52 戦勝博物館　157 Doi Can,Q.Ba Dinh　第二次大戦時に使用した爆弾よりも多くの爆弾をベトナム国内に落とした憎き死の鳥・B52爆撃機との戦いの歴史撃墜されたB52の残骸、その他数々の戦争遺物などが所狭しと展示されています。ロンビエン橋　ハノイ市の紅河にかかる鉄橋　沿岸部ハイフォンとハノイを結ぶ交通網として仏統治時代の1899年から1902年の間に建設された。ベトナム戦争時、補給路を断つためにアメリカ軍から執拗な激しい爆撃を受けました。その度に何度も何度も補修し現在も現役で活躍している。市民の自慢の橋である。この橋を守りぬいたからこそ、勝利の道が開けたそうです。まるで時を語るように優しい笑顔で教えてくれました。空爆で人々の戦意を挫くことはできなかった・・アメリカに勝ってくれてありがとう・・。そのB52爆撃機墜落跡　ハノイ郊外静かで穏やかな村ゴックハー（Ngọc Hà）坊のヒウティエップ湖（Hồ Hữu Tiệp）に　ハノイ市を防衛する国防軍第72部隊によって撃墜されたB52の残骸が浮かんでいます。小さな湖の周りには　昔ながらの路上の物売りも出ていましたがB52coffee　今流行のCafe通りに変貌　ベトナムは世界に誇る第2位のコーヒー豆産地です。残骸を眺めながら国産のコーヒーを飲む、戦勝国の醍醐味かもしれませんね。周りにたくさんコーヒー屋さんができていました。みんな店名にはB52がつくんですよ。アメリカの置き土産がまちのシンボルになり、都市開発に一役買っていました。対立から和解へ　良いものは受け入れる、時代に合わせ変わりゆく街並み　あの時アメリカに勝ってくれたからこそ、今のベトナムがあるんですね。私は反米でもなければ親米でもない・・ただ今起きている残酷な戦闘をみていると以前のベトナムと重なり、我が国を含めアメリカは和平に向けて何かができる唯一の大国ではないかと・・LOVE&PEACE 　来年こそは愛と平和　笑顔が満ち溢れますように