秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

蘇州河をゆく 河濱大楼の友達

上海は だれもが手にとるように 近代史にふれられる 

1904年創業の萬歳館 芥川龍之介佐藤春夫 朝日新聞社に務めていた
尾崎秀実が一時部屋を借り執筆活動をしていた、錚々たる人達が刻んだ歴史

今住んでいる人 可愛い子犬も 当時の租界の家の住民です。

時間は容赦ない あの時の 思い出が日々消えてゆく

そこに李香蘭がいたんだ ・・つい一年間に訪ねた あの長屋も

百年の歴史を刻んでいた長安里 路面沿いから解体されています。
奥の建物はまだ残っていて 住民の人に話を聞きました。

〜ここは戦中 日本人が住んでいんだろ?
借家だからよくわかんないが 残りも解体されるらしいよ〜 

李香蘭が心の拠り所にした歴史ある長安里は 風前の灯火のようです・・・

歴史建造物の看板がある租界のお家 新しいドアが付きました!

まだまだ歴史が続くのですね!

租界を隔てる 蘇州河の辺り ロマンと混沌が満ちていた 

対岸から見た 河濱大楼 1935年 エンバンクメント・ハウス
当時は8階建 282戸が住んでいた(1978年建て増し11階建になる)

当時最大の鉄筋マンション 全貌が一枚の写真に収まらない
暖房設備を持ち、9基のエレベーターを備え、屋上にはプールもあった
重厚な造りは 当時の富を物語っています。

歴史の案内板にあるように 屋上に八角形の塔が見えますね

当時玄関は9箇所ありました。中心の入口には大きな噴水があり 

インド人門番がずらりと立っていたそうです。

優しいおばあちゃんとお友達になりました。これから
いっぱい河濱大楼のことを教えてもらおうと思っています。

あの時といま 蘇州河の辺りを 今年も歩き続けます。

・・明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します!・・