秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

国民党軍警備司令部の地下へ

地下鉄に乗って龍華にいきました。すぐに龍華塔がみえてきます。
寺や塔の見学前に 逆の盛大花園方向へ 龍華路を歩きました。

地下鉄が2線通り、便利になった龍華鎮 道幅拡張整備 古い町を
解体し新しい街づくり真最中 照り返しが暑かったです。

少し行くと龍華路・華容路のバス停 バスも路線がおおいですね。
後ろのマンションが盛大花園です。その少し先対面に石門がありました

龍華革命烈士記念地 原名は国民党淞滬警備司令部 1927年3月
蒋介石がこの地に上海警備司令部を移した。 龍華路2591号

静まり返った敷地の奥に 世にも恐怖な場所がありました。

司令部看守所 龍華監獄 刑場 1916年 旧淞滬軍兵営軍事施設 
革命派弾圧の本部として監禁 拷問が行われた監獄牢です。

・・もともと龍華は革命家の血をたっぷり吸い込んだ国民党司令部の
処刑場敷地だった(歴史ガイドブックより)・・ 

監獄は男女に分かれています。男性牢には多くの文学者も含まれていました

男性牢 革命を夢見た人達が最後の日々を過ごした場所

女性牢 地べたに寝かされていたようです。
男性と同じく女性文学者 革命家が拘束されていました

殆んどの受刑者は激しい拷問を受け 生きて戻れませんでした。
戦後 住民の手で18体の犠牲者と無数の骨が掘り出されたそうです

高い塀に囲まれた監獄 時が経ってもその恐ろしさは拭えません。
誰もいない参観 わたし ひとりだったので本当に怖かったです。

国民党護送車(複製) 暗黒の街を駆け巡った 
誘拐 拉致この車に乗せられることは 絶望を意味していました

謎の地下道 司令部の一角にあります
 
立入り禁止の札がないので 降りてみました

地下深く だれもいない 私の足音だけが木霊しています。

壁には 抗日勝利の戦いが掲げられています。

広大な地下空間 何のために・・私は蒋介石が造った国民党地下司令部
だったかもしれないと思いました。それを手直しして地下道にした・・ 

壁に道案内がありました

そして・・途中で行き止まり 

引き返し地上にでました。

門衛所に パネルの展示場がありました。

・・あの柔石がここにいました。
魯迅の詩「柔石を悼む」に心打たれ わたしは彼の故郷に行った

そうか・・ここで殺されたんだ。龍華寺に行くついでの散策 
まったくの偶然でここへ来た 何か不思議な気持ちになりました。 


龍華烈士陵園 龍華西路180号 革命戦士を祭る記念館 公園には
沢山のモニュメントがあります。この一帯の地下に巨大な空間があった・・

 ・・・次回は 龍華寺を紹介します・・・