夏の暑さも一段落・スポーツの秋到来!コロナの影響でテレワークが増えていますね。私も巣ごもりが続いて 運動不足解消のためお家にジムをつくりました。
ストレス解消法 西安のゲイさんからもらった大きな陝西省地図と神保町の内山書店で買った古本を眺める。それだけで心満たされる!想いはシルクロードへ
旅は西安から・・スマホでマップを見るより、地図で陸路を確認しながら行き先を決めるほうが旅の醍醐味を感じる。途中に通る村々の歴史を調べ出発!今回は山西省臨汾市襄汾へ(オレンジペンが差している)西安から322.9キロ 山西省文明城市 古来から交通の要衝 山西省侯馬市 春秋時代から戦国時代にかけては新田(新絳)と称され晋の国都が設置された。 街を囲むように土造りの都城壁 が、今も現存しています。見張り台、狼煙台だったと思われる城壁の一部 崩れた城壁から市内を望む 古きから銅や石炭 石膏など鉱物産出が盛んな産業都市晋国東周鋳銅遺址 山西省侯馬市白店村 鋳銅遺址の坑穴24座、墓葬4座から大量の日常生活用陶器と鋳銅青銅器の陶制模范など出土した。晋国と三晋時期のもので、ここは青銅器生産主要基地だったとされている。侯馬晋国故城遺址 晋国古都博物館に出土品が展示されています。新田(晋)が誇る銅の技巧 刻刀また武器として使われた青銅の矢、首刀などの展示がありました。 当時の製銅の技術の高さを見ることができました。西周代の食器、酒器など青銅器の展示はレプリカも多くここに掲載はしませんが 晋国のいでたちを詳しく説明している素晴らしい展示内容でした。高炉の熱射のなか鉄や銅を打ちつづける人びとの苦労を切り絵で表し・・当時の王朝が如何に贅沢三昧だったのか 歴史秘話を知る意義のある博物館でした。侯馬晋都遺跡 牛村古城址 牛村宮殿台基 春秋戦国時代の宮殿の基盤があった場所、周辺農村には古代の古城址が多数あります。考古学の学術的にも需要な場所でたびたび研究調査が行われているそうです。城壁のきれ間のあぜ道を進む都城を守るための城壁 城壁を守る城壁と続いていました。その城壁のむこうには・・・神様が鎮座していました。・・侯馬盟書 侯馬市東郊で春秋時代の5千点あまりの盟約文書が出土した 玉石片の上に毛筆で朱書された653点の文字の識別ができた。現在も解明が進められている。いつの日か晋の全貌がわかる日が来るのだろう・・・侯馬市から84.7キロ 逆光で見えませんが門に丁村という名札がありました。山西省襄汾県丁村 土壁の家々が並ぶ 通常人口950人の小さな村です。丁村遺跡 中国中期旧石器文化の典型的な遺存の1つ 石器や脊椎動物の骨が出土。小児のものである門歯2本と臼歯1本の化石が発見される。村の名をとって丁村人と呼ばれている。村は明代に栄え現存する四合院の博物館がありました。
旧石器発掘現場の村ですが他にはなにもない・・古民家の村です。ただ人々が笑顔で優しい 初めてこの村へ来たのに 何故か懐かしさを感じこどもたちも大人も 笑顔で迎えてくれ、親しみが溢れました。人類の先輩 ホモサピエンスが暮らしていた村 どこかで私たち そして祖先が繋がっていたかもしれませんね。故郷に帰ったような温かな気持ちになりました。人類の源・黄土高原 そこに生きる人びとはとびっきり優しく清らかだった。さて次回は 西安からどこへ・・・